書評/映画評

映画検閲 ~ホラー映画を見過ぎると、どうなる?

後味が悪いけど、怖い。
という映画ありますよね。
『ミスト』とか『呪詛』とか。

この『映画検閲』は、
ものすごく後味が悪いのですが、
ホラー映画のマニアックなファン
であれば、引きつけられるでしょう。

時代は、1980年代、ビデオが出始め、
ホラー映画、エロ&グロのスプラッター映画が
全盛を極めた時代。

社会的な影響を考慮して、
「映画検閲官」が、上映可能か?
レイティング(制限)は?
カットすべきシーンは?
などを判断していました。

女性検閲官のイーニッドは、
その容赦ない冷徹な審査ゆえ
“リトル・ミス・パーフェクト”と呼ばれていました。

そんな矢先、
公開された映画と同じ手口で、
猟奇的殺人が行われた!
とマスコミ報道。

その作品を審査して通してしまったイーニッドが、
強くバッシングされます。

しかし、それは物語のほんの入り口。

検閲のために過激な映像を見続けていたイーニッドは、
次第に現実と妄想の境を見失い、
次第に狂気の世界に、足を踏み入れてきます。

そして、衝撃のラストシーン。

残酷シーンも多くて、
決して万人向けにお勧めできる作品はありませんが、
良識的だった主人公が、
「狂気」の世界に引き込まれていく
丁寧な描写にドキッとするものがあるのです。

80年代作られたかのような、古くささ、
かび臭さが漂う、不思議な作品。
しかしそれも、また意図的な演出。

圧倒的に後味が悪いラストシーンを
体験したいという、
ホラー映画オタクには、
たまらない作品かも。

『映画検閲』樺沢の評価は・・・・・・ ★★★★ (4・2)

『映画検閲』 予告編は、コチラから
https://youtu.be/zAJLAv1HEHU

【全動画プレゼント】
あなたの悩みの95%は解決する。
YouTube「樺チャンネル」の全動画4000本のリストをプレゼント中。
今すぐダウンロードしてください。
https://canyon-ex.jp/fx2334/z6j0NW

コメントを残す

*

CAPTCHA