書評/映画評

望み ~あなたは人を信じられますか?

映画『望み』。久々に「苦しい」映画を見た。
かなりの問題作。いろいろと考えさせられる。

 
自分の息子は、殺人者なのか? 
それとも、無実ではあるが、被害者として殺されているのか? 
究極の二者択一に翻弄される家族。
 
何の証拠もないのに、周囲からは激しいバッシング、嫌がらせが起きる。
人間の「ネガティブ」な部分を、これでもかと見せつけられる。一方で、
「信じる」「信頼する」という、人間の「ポジティブ」な部分も描かれる。

 
もし、自分が同じ立場だったら、
「息子」を信じられるのか?
あるいは、自分ならどういう反応をするだろう。
と考えると、さらに苦しくなる。

その苦しさは、アカデミー作品賞を受賞した『ムーンライト』や
『それでも夜は明ける』に匹敵するかもしれない。
紛れもない問題作。

脚本が、『八日目の蝉』の奥寺佐渡子と知れば、
それもなるほどと腑に落ちる。

堤幸彦監督と主演、堤真一の「堤」コンビ。
そして、苦悩し揺れ動く母親役の石田ゆり子が良かった。
 
もの凄く深く、そして良い映画であることは間違いないが、
私はちょっと苦手だ。

映画『望み』 樺沢の評価は・・・  ★★★★ (4・1)

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