今日は、ちょっとユニークな本を紹介します。
戦国武将60人の生き様が、。
1人3ページでスッキリとまとめられた本です。
『超訳 戦国武将図鑑』
(富増章成著、かんき出版)
https://amzn.to/2B4C6M6
それも、「超訳」という、普段読書をしない人が読んでも、
あるいは高校生が読んでもサラッと読めるような、
「超わかりやすい文体」で書かれているのです。
「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」からはじまり、
「長宗我部元親」「龍造寺隆信」「種子島時尭」など、
「信長の野望」などの戦国ゲームでは見かけるものの、
実際にどういった功績をなしとげたか、
いまいち不明であった武将たちの「生き様」が、
ありありと浮き彫りにされます。
著者は河合塾などの予備校で「日本史」を教える講師。
ということで、学生をひきつける「面白さ」、
学生が読んでも理解できる「わかりやすさ」で書かれているのです。
個人的には、「種子島時尭」かおもしろかった!
鉄砲は、ポルトガル人からもらったと言われていますが、
実際には、現在の金額で「2億円」で買い取ったということ。
(時尭の好奇心と先見の明)
その鉄砲をもとに、すぐに複製を作り上げたと言われますが、
その技術を複製するのにも、なみなみならない努力が注がれており、
(時尭の情熱)
種子島時尭の好奇心とオタク的な情熱があって、
初めて日本に鉄砲が広がっていったのだ、
と改めて歴史の裏舞台を学べる本になっているのです。
ということで、日本史の戦国時代に興味のある人。
様々な武将の「生き様」「業績」「ストーリー」を
知りたい、という人には恰好の1冊だと思います。