書評/映画評

できる人が使っている大人の語彙力 ~SNSで大恥をかかない方法

今や「書き方」の第一人者。
山口拓朗さんの新刊
『できる人が使っている大人の語彙力』(PHP研究所)。

 

「語彙力」と言ってもねえ・・・。

 

私は、28冊も本を書いている作家ですから
こんな語彙力の本は、圧倒的に必要ないのです。

 

ということで、8月3日発売の本で、
2週間前に届いていたのに、机の上に完全に放置していました。




 

さて、ここまでの文章に、私は「トラップ」を仕掛けました。
気づいたでしょうか?

 

もし、気づかなかった方は、
『できる人が使っている大人の語彙力』を
絶対に読んだ方がいいでしょう。

 

以下、
『できる人が使っている大人の語彙力』
P123より引用

 

「圧倒的」とは
<ほかと比べものにならないほど勝っていること>です。

 

その字ズラにも<押し倒しそうなほど強い>というイメージが表れています。
したがって、「圧倒的な敗北を喫しました」のように、
マイナスの意味で使うことは出来ません。

「圧倒的な勝利を収めました」のように、
プラスの意味で使う言葉です。

 

 

>引用ここまで<

 

「圧倒的」とは、プラスの意味でしか使えない、
マイナスの意味で使うのは誤用とのこと。
知っていました?

 

恥ずかしながら、私は知りませんでした・・・。

 

「二の舞い」って「踏む」ものなの?

「心血」って「傾ける」ものなの?

「雪辱」は「晴らす」もの? 「果たす」もの?

「責任」は「転換」するもの? 「転嫁」するもの?

「汚名挽回する」って・・・汚名を挽回しちゃっていいの?

「おざなり」と「なおざり」って同じ意味なの?

 

正しいのは、どちらかわかりますか?

 

このように、「えーー、どっちだっけ?」
といった項目が
山ほど紹介されています。

 

これ知らないで使っていると、本当に恥ずかしいです。

 

書籍の場合は、「校閲」の人がいて、
こうした基本的な間違いは確実にチェックしてくれますが、
SNSの場合は、完全にノーチェックです。

 

「誤用」表現のたれながし。

 

間違った表現を書くと、
「こいつ語彙力がないな」と思われて、
ブランドを下げてしまいます。

 

社内での文書、ビジネスメールなども同じです。
「こいつ、常識がない奴だ」と思われているかもしれません。

 

社会人としての常識としての言葉遣い。
「あいさつ」や「おわびの言葉」なども含めて、
この本では多数の用例が紹介されています。

 

例えば、「おわびの言葉」だけで12パターン、
「断る言葉」だけで13パターンも紹介されています。

 

ですから、
ビジネスメールを書くときの文例集にも使えますね。

 

ということで、パラパラ読みしただけで、
5、6個は、間違った表現を使って大恥を書いていた
いや大恥を掻いていたことに気づいて
電車の中で青ざめる樺沢紫苑でした(笑)。

 

自分の文書の質を少しでもアップさせるべく、
そしてSNSで恥をかかないためにも、
精読でもう一度、この本を読もうと思います。

 

「語彙力」というと、あまり魅力を感じませんが、
「表現力」「社会人としての常識」が身につく本
といった方がいいでしょう。

 

新入社員から、社長まで、
全てのビジネスマン、サラリーマンに欠かせない
「語彙力」が身につく本です。

 

転ばぬ先の杖として読んでおきたい一冊です。

 

『できる人が使っている大人の語彙力』
(山口拓朗著、PHP研究所)

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