書評/映画評

『捨てるべき40の「悪い」習慣』【本日の一冊】

「捨てる」「断る」「手放す」といったキーワード。
将来的に自分の書きたいテーマとして温めていました。

日本人は、「和」を重んじるので、「断る」のが苦手。

結果として「捨てられない」症候群に陥り、
つきあいたくない人とつきあいストレスを抱え、
やりたくもない仕事を引き受けてしまいストレスを抱える。

「捨てる」「断る」ということがきちんとできれば、
日常的なストレスから、ほぼ解放されます。

先日読んだ午堂登紀雄さんの
『捨てるべき40の「悪い」習慣』を読んで、
「しまった、先を越された」と思いました。

#否定を捨てる
#「忙しい」を捨てる
#他人への陰口を捨てる
#言い訳を捨てる
#他人との比較意識を捨てる
#「いい人」を捨てる
#物欲を捨てる
#情報を捨てる
#嫉妬を捨てる
#コンプレックスを捨てる
#学歴・資格志向を捨てる
など、あるあるの連続です。

というか、どれも私が常日頃から
強く意識していることばかりで、
私が「捨てる」というテーマで本を書いても、
ほとんど同じ本になっていたでしょう。

午堂さんとは、2度お会いしたことがありますが、
33歳で資産3億円を作った不動産投資のプロです。

仕事がうまくいっている人というのは、
人間関係、時間、情報など、全てに無駄を排して、
研ぎ澄ました時間、
言い換えるなら充実した時間
密度の高い時間を過ごしているのだな、と
非常に共感しました。

私たちは、「捨てる」ということを
きちんとしていかないと、
つきあいたくない人とつきあい、
やりたくもない仕事を引き受けて、
時間の密度、充実度はドンドン低下していき、
膨大なストレスを抱えて疲弊し、
やがて身体や心の病気になるかもしれません。

ストレス管理という視点で考えても、
健康という視点で考えても、
「捨てる」ことは、とても大切なこと。

何かと捨てられない人は、
この本を読んで、
「捨てられる人」に変身して欲しいと思います。

『1つずつ自分を変えていく 捨てるべき40の「悪い」習慣』(午堂登紀雄著、日本実業出版社)

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