コミュニケーションが苦手です。
という悩み、相談は、もの凄く多いです。
コミュニケーションが下手な人。
具体的に言えば、職場などで、煙たがられる人の多くは、
伝え方が下手なのです。
思ったことを、そのままズバッと言葉にしてしまう。
「言語化」は大切ですが、
「伝え方」「言い方」「言い回し」は、それ以上に大切です。
同じことを伝えるにしても、角がたたずに、
それでいてストレートに伝わる表現、言い回しがある。
それを集めた本が、『「結局、何が言いたいの?」と言われない
一生使える「1分で伝わる」』（沖本るり子著、大和出版)
です。
コミュニケーションを学ぶというと、上達するまでに、
何ヶ月、あるいは何年もかかるイメージです。
しかし、「言い回し」を学ぶのであれば、英単語と同じで記憶すればいいだけ。
この本を読んだ瞬間から、すなわち今日から、
あなたの「伝え方」は飛躍的に進歩します。
本書では、「ダメな伝え方」と「上手な伝え方」の実例を、
目的別に３９個紹介していますので、
目的に合わせて、今日から使えるのです。
例えば、「先輩から教えを請う方法」
×（ダメな例） 「先輩、資料づくりがすごくうまいですね」
（なんで上から目線？と思われイラッとされる）○（上手な例） 「どうやった先輩のような資料をつくることができるんですか？
教えてください」
これって、ただの「言い方」を変えただけですよね。
たったそれだけで、相手は自分に対して好意的になり、
いろいろ教えてくれる。
相手の態度や、行動が変わるのです。
言い方が下手な人は、敵を増やす。
言い方が上手な人は、味方を増やす。
のです。
「職場の人間関係がうまくいかない」「みんなから嫌われている」
という相談はものすごく多いのです。
そういう人のほとんどは、相手がカチンとくる「言い方」
「言い回し」を無意識にしているのだと思います。
そして、本人はそれに全く気付いていない、という。
会社で嫌われると、自分の人間性に問題があるのか、と落ち込む人もいます。
しかし、「言い方」「言い回し」は、あなたの人間性や人格とは、
全く関係がないのです。
人間性や人格を変えるには、何年もかかるげと、
「言い回し」なら、今日から変えられる！
だから、変えたら良いと思います。
この本を読んでドキッとしたのは、自分も「ダメな伝え方」を、
結構、やらかしているなあ、ということ。
たった一言、言葉を追加しりた、別な言葉に置き換えるだけで、
伝え方は劇的に変化する！
私も、注意したいなあと思いました。
コミュニケーションが苦手。
職場の人間関係がギクシャクしている。
という人に、是非とも読んでいただきたい一冊です。
『「結局、何が言いたいの?」と言われない
一生使える「1分で伝わる」技術』
（沖本るり子著、大和出版)
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