書評/映画評

ザ・クリエイター/創造者 ~AIと人類の最終戦争は起きるのか?

『ザ・クリエイター/創造者』が凄い! 
おもしろかった!

超本格的な、SF大作。ド迫力の映像。
メカやロボットのデザインは、奇抜すぎず
「(未来は)そうなるか」と思わせるリアリティがあります。
 
丁度昨日、
『AI、ChatGPT時代の情報発信大全』の後の懇親会(2次会)。
AIやChatGPTにも詳しいメンバーで、
AIと人間との最終戦争は起きるのか・・・
という熱い議論を交わしたばかり。

『ザ・クリエイター/創造者』は、
まさしく、そういう話。

今までは、『ターミネーター』のように
進化したAIが、人類に攻撃をしかけるパターンが多かったのですが、
本作では、AIの進化に、人間側が疑心暗鬼になり、
「AIを駆逐しろ!」とAIを滅ぼそうとするのが、
今までの作品との違いです。

『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』の
ギャレス・エドワーズが監督・脚本。
ということで、『ローグ・ワン』のテイストが少なからず入っており、
スター・ウォーズ・ファンはニヤリとするでしょう。
 
主人公ジョシュアを演じるのは、
『TENET テネット』のジョン・デビッド・ワシントン。

彼の行動理念は、正義とか、世界を救うとかでなく、
「愛する女性にもう一度会いたい」という、
非常にパーソナルな動機で動いているのは興味深いです。
 
AIの救世主、アルフィーの暗殺者と送り込まれたジョシュアは、
逆にアルフィーの守護者に変わっていくのですが、
その辺の心の変化が見所。
国家、正義、善悪とか、そういうものを超えての「慈しみ」「愛」の心。
それが人間とAIの間に芽生えていくのです。
 
最初は、無表情で内面を見せないアルフィーですが、
後半では泣き叫び、涙を流すシーンもあります。

AIと人間の違いは何か?

『アンドロイドは電子羊の夢を見るか?』(1967年)
(映画『ブレードランナー』の原作)
の頃から、SF小説、SF映画の世界では、
何度も、何度も取り上げられてきた題材。

本作では、AIは人間以上に感情豊かであり、
人間以上に人間的です!

AIが極めて進化したとき、
AIと人間の違いは何が残るのか?
 

感情? 人間性?

いや、「感情」も「人間性」すら、
AIが人間を上回る・・・と、本作を見ると思うのです。

渡辺謙がAI軍のリーダー的存在を演じていますが、
非常に存在感あり、いい演技をしています。
この渡辺謙の存在で「AIは人間以上に人間的」と思わせるのです。
 
SF映画が好きな方は、間違いなく楽しめる作品です!

『ザ・クリエイター/創造者』樺沢の評価は・・・★★★★☆(4・4)  

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