最近、「うつ」っぽいという人はいませんか？
そんな人にお勧めの一冊が、
『とにかくメンタル強くしたいんですが、どうしたらいいですか？』
(下園壮太著、サンマーク出版)
です。
「脳疲労」「プチうつ」(うつ病の予備軍)や「うつ病」の治療で
最も有効な方法は「休息」です。
主治医も必ず、「家でゆっくり休んでください」
と言いますが、どのように休息すればいいのかが、
患者さんはわからないのです。
会社を休んで、２週間、自宅療養しても、
「会社で、自分の仕事どうなっているんだろう？」
「会社に戻って、自分のポストはあるんだろうか？」
など、不安や心配で頭がいっぱいになっていたら、
全く休息にならないのです。
＞うつの本質って「疲労」なんです。
と、断言する著者。
本書は、メンタルが疲れている人が、
具体的にどんな休息をとればいいのか？
「うつ病の治療」「プチうつの改善」のための休養の方法が、
私が今まで読んだ本の中で、
もっともわかりやすく、具体的に書かれている一冊です。
♯「プチうつ」さんには、「薄味刺激」の快がいい
♯「蓄積疲労」には３段階ある
♯生産性のない１日、こそ最高の１日
など、オリジナルの表現を使いながら、
どうやって疲労を解消していけばいいのか。
具体的な「休息」「回復」の方法が説明されています。
メンタル疾患に陥る。
メンタル疾患が治らない。
のは、
メンタルに関して
間違った知識を持っているからです。
その一つが、
「メンタルを強くしたいです」というもの。
本書には、次のように書かれています。
＞「とにかく」メンタルが強くしたい、と思っていると
＞あなたのメンタルは弱くなります。
そして、
＞メンタルが強い人ほど、うつで破綻しやすい！
一見すると、常識とは違うことが書かれていますが、
よく読むと、「なるほど」と思います。
ほとんどの方は、
メンタルに対して「良かれ」と思っていることが、
実は「マイナス」に作用していることが、
たくさんあるのです。
私も「間違った常識」を修正しようと
自分のYouTubeや書籍を通して情報発信しています。
しかし、全てを網羅することはできません。
本書を読むと、
♯蓄積疲労の”返済期間”は人それぞれ
♯うつは、性格までも激変させる
♯上司を”許せない”と思っていい
など、
「ああ、そういえば、そういうのもあった！」
と自分が、普段発信していない、
盲点的な「ポイント」が、本書にはたくさん載っている。
たくさんの「気付き」が得られました。
本書は、
♯「メンタルを強くしたい」という人
♯最近、「うつ」っぽい人
♯最近、疲れがたまっている人、
♯「休息」「休む」のが苦手な人
♯うつ病治療中だが、なかなか治らない人
に、特にお勧めします。
本書の対処法は、ズバリ「休息」です。
なのでとても、実行しやすい。
しかし、ほとんどの人は、間違った「休息」をしているので、
いつまでたっても治らないのです。
本書を読んで、正しい「休息法」を学んでください。
それは、
メンタル疾患の予防、
そして治療の両方に役立ちます！！
『とにかくメンタル強くしたいんですが、どうしたらいいですか?』
(下園壮太著、サンマーク出版)
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