書評/映画評

【恐怖】あなたは、こんなところまで見られている!

「ドキッ」
とする本を読みました。

自分の普段の言動、外観、態度など、
こんなところまで細かく観察されているのか・・・。

外見や所作で、
自分の人間性が判断されている・・・。

元JALのキャビンアテンダントの
香山万由理さんの人間観察の集大成。

『仕事ができる人は、「人」のどこを見ているのか』
(香山万由理著、光文社)

外見やちょっとした所作で、
人は判断されている。

本書を読んで、
改めて、それを確認します。

●「外見で損をする」とは、どういうことか?

人は、
言動、外観、態度などで、
値踏みされている。

例えば、
「22 仕事ができる人は、”足元”を見ている」

「仕事ができる男性は、
靴を非常に大切にしている」という指摘があります。

全く正しいと思います!

外出するとき、
今日の用事に合わせて、TPOに合わせて
靴を変えるのは当然のことでしょう。

私は、今朝、靴がちょっと汚れていたので、
靴を磨いてから家を出ました。

でも、気付かない人は、
よれよれの靴を履いている人も・・・。

本書では、
「靴を見れば”詰め”の甘さがわかる」とも、
書かれています。

服装や身だしなみに注意する人は多いですが、
「靴」まで注意がいかない人がいる。

それが、「詰め」が甘いということ。

神は細部に宿る。
一事が万事。

自分自身に気づかいできない人間が、
他人に気づかいできるはずもない。

「靴」を観察するだけでも、
多くの情報が得られる。

だから、そうした気配りが、
意外と大切である・・・と。

●人物観察の基準が30項目も

人物観察は、重要です。

「靴」というのは、一つの例ですが、
本書では、人間観察、人物観察の基準が、
30項目も、示されています。

それは外見や靴、ファッションに限らず、
姿勢、態度、所作なども含まれます。

あるいは、「人あたり」といった
非言語メッセージも含まれます。

あなたの外見や所作は、
思った以上に
詳しく観察されているのです。

あなたがどんなに
内面的に素晴らしくても、
「他の人からどう見られるのか」という
視座を持たなければ、
ビジネス、仕事、人間関係で
もの凄く損をしてしまう、ということ。

もったいないです。

しかし本書を読むことで、
あなた自身が、
そうしたポイントに気付くことができる。

人生の「もったいない」を
減らすことができます。

●自らの欠点に、自分で気付けるのか?

本書には、結構、
手厳しいことが書かれています。

「見出しなみ」が大切。
「食事マナー」が大切。
「徳」を積むことが大切。

自分は、どこまでできているだろう
・・・と耳が痛い話が続きます。

でも、「耳が痛い」というのは、良いことです。
自分の欠点、不十分な点への気付きがあるからです。

例えば、
あなたの友人の靴がへたっていても、
「イメージ悪いから、
靴くらいもっと良いものを履いた方がいいよ」
とは、絶対に言えないですよね。

それは、逆も真なり。

あなたの外見や所作、言動など。
イメージを悪くする部分があっても、
それを指摘してくれる人は、
ほとんどいないのです。

だから、本を読まない限り、
一生気付かない。

あなたは、周囲から
値踏みされ、評価されている。

「信頼できる人」と判断されると、
次々とチャンスが舞い込む。

「信頼できない人」と判断されると、
相手にされない。

自然と距離を置かれる・・・という具合に。

でも、あなたの欠点や短所。
それを教えてくれる人は、
意外と少ないのです。

本書は、そこに気付ける。
大きなチャンスです。

●「視座の転換」で、行動が変わる!

本書のポイントは、
人間の内面性は、外見や所作に表れる。
ということ。

逆を言えば、
外見や所作、その他もろもろ。

「他人への気づかい」が自然にできる人になろう!
ということを、言わんとしているのでしょう。

「仕事のできる人の条件、共通点」を書いた本は
山ほど出ていますが、
『仕事ができる人は、「人」のどこを見ているのか』
という視点で書かれた本は、
読んだことがありません。

他人の視座で、自分を観察すると、
全く違った自分が見えてくるでしょう。

視点を変えることで、
いままで見えなかったことに気付ける一冊。

『仕事ができる人は、「人」のどこを見ているのか 
JALで学んだ「人あたり」のセンス』
(香山万由理著、光文社)

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