『ズートピア2』を初日観賞。
『ズートピア2』は米国で2025年11月26日に公開され、
ディズニー・アニメーション史上最高、
全世界アニメ映画史上最高のオープニング記録を樹立!
実写含めても歴代4位のロケットスタートという
記録的大ヒットとなっています。
その実力は。
おもしろい!!
ハリウッド映画の刑事もの(バディ/相棒もの)
の良いとこどり。
(前作もそうでした。)
良く言えば、
エンタメのおもしろ要素を全て詰め込んだ
オモチャ箱のような作品。
おもしろさの全部のせ。
悪く言えば、
全てがどこかで見たことがある、
パロディ、オマージュ、寄せ集め。
「動物が演じている」という以外に
「新しさ」が全くないのです。
良く言えば、
ストーリーが単純で、わかりやすい。
子どもから大人まで,楽しめる!
悪く言えば、
全てが予定調和で、
意外性が全くない。
「わかりやすい」のは素晴らしいことです。
しかし、
ここまでわかりやすく説明しないと、
皆さん、理解できないのか・・・
とも思うのです。
理解できた→楽しめた→ヒットしている!
ということでしょう。
理解できない作品は、楽しめないし、
興行収入も伸びない。
本当は奥深い作品なのに
難解で、理解しづらいということで、
大バッシングされている
『果てしなきスカーレット』。
一方で、
チョーーーわかりやすく
何も考えずに単純で楽しめる映画が
歴代記録を塗り替える大ヒットをしている。
どちらの作品が「良い」「悪い」ということではなく、
映画を見て本質を見抜く力。
映画に隠された、深いテーマを見抜く力。
映画の細かい描写、文脈を理解する力。
人物の細かい感情の動きに共感する力。
すなわちそれは、
本を読んで内容を理解する力、読解力にも通じます。
そして、ニュースやSNSから、
本質を見抜く力も、同様です。
そうした広い意味での「読解力」が、
世界的に弱体化しているのではないか
という危惧。
AIを使いすぎると脳が退化する。
「考える力」を失い、脳の活動性が低下する。
「認知負債」という現象が報告されています。
同様に、
チョー単純でわかりやすい映画ばかり見ていると、
難しい映画が全く理解できない。
映画の分野でも「認知負債」が進行している
あるいは、今後、進行していくであろう
という危惧を『ズートピア2』を見て
強く思うのです。
と言いましたが、
気楽に楽しめるエンタメ作品です。
それでいいじゃないか、
と割り切れる人には、お勧めです。
『ズートピア2』樺沢の評価は・・・・・・ ★★★★ (4・2)
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