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日本精神神経学会@札幌に参加! 学びが多すぎる1日

本日、札幌で開催中の日本精神神経学会に参加中!!

朝8時半〜終了の17時半まで、フル参加。

現役の精神科臨床医のときは、
こんなに熱心に参加していなかった(笑)。

その分野の専門家の先生が、
最新情報を教えてくれるわけですから、
日本最高レベル、
最高水準の学びが得られる
・・・というわけ。

これは、聞かないともったいないです。

なんと、
今回の学会の参加者数は、
8,200人だそうです!!

オンライン参加も含めての数かもしれませんが、
日本精神神経学会の会員、1万七千人。

日本の精神科医のうち、
3人に1人が集まるビッグイベントです!

樺沢が受講したセッションと
樺沢の気付きを箇条書きで紹介。

詳細な学会内容を公表しては、いけないそうなので、
樺沢の気付きを中心に、ぼんやりとお伝えします(笑)。

アウトプットしないと、忘れてしまいますし。

●【シンポジウム】
精神科医療においてロボットが
これから治療場面で果たしていく役割

♯ASD(自閉症スペクトラム)の子どもは、
人間とはコミュニケーションできないが、
アンドロイドには興味津々

♯人間がやっていることを、ロボットに代用させるのではなく、
人間ができないことを、ロボットにさせるべき。

♯例えば、医師が患者をハグすることは問題があるが、
ロボットがハグいると「癒やし」になる!

♯人間には言いにくいが、ロボットには言えることがある。
性の悩み、自己開示しづらい立ち入った内容

♯ロボットは、進化しすぎない方がいい。
全てを見透かされてしまうような、優秀なロボットには
自分の気持ちを打ち明けたくない。← 確かに、その通り!

●【教育講演】
大人のADHDをめぐって

満席&立ち見! という大人気。

♯「大人のADHD」とは、「子どものADHD」の人が成長したものではない。
 全く別な疾患グループと考えるべき。

♯不注意や多動が非常に顕著な人は、投薬で改善する可能性がある。

♯依存性が強いコンサータは、第1選択薬として、使うべきではない。

だいたい知ってはいたけども、
「大人のADHD」の専門家から、
改めて「大人のADHD」の病態と治療について
確認できたのは良かったです。

●【教育講演】
真に役立ち明日から実施可能な
患者の睡眠・生活リズムの調節法

睡眠に関する著者も多い
秋田大学、三島和夫教授の、1時間の講演。

概日リズム障害の治療について。
つまり、体内時計を補正する方法。

三島先生の「睡眠」の本は、おもしろいのですが、
講演もおもしろかった!

♯「太陽の光を浴びる」と言いますが、
外に出るだけでは、ダメ。視線が重要。
網膜に光が入らないと、体内時計リセットの
十分な刺激にならない。
つまり、道路を見ながら歩いてもダメ。
青空を見ながら、少なくとも、視線は水平以上がマスト!

これは、勉強になる。
樺沢も「朝散歩は、青空を見ながら」
とお伝えしていましたが、
「視線」という観点はなかったので、
勉強になりました。

●【シンポジウム】
メディア×メンタルヘルス3.0 どう協働すべきか

「ひきこもり」という言葉の発案者でも有名な斎藤環先生など、
マスコミによく登場する医師3名と、医療ジャーナリスト2名の
シンポジウム。

冒頭のプレゼンテーション時間が短く、
討論にたっぷり時間が割かれていたのはよかった。

現役医師としての、情報発信の難しさ。
情報発信のコツについて学べた、記帳なセッション。

●【シンポジウム】
役に立つポジティブ精神医学の
現在の活用性と今後の発展性

やっぱり、
「ポジティブ精神医学」
「ポジティブ心理学」はおもしろい!

私は経験的に、
「つらいことはありますか?」ではなく
「楽しいことはありましたか?」という質問を
昔からも、患者さんに、多く投げかけていました。

それこそが「ポジティブ精神医学」の外来診察で応用する
重要なテクニックなのだと。

ウェルビーイング経営(健康経営)の話も、
学びが多かった。

世界の大企業が、健康経営についての、
取り組みをスタートしはじめた!

「ウェルビーイング」の考え方を
樺沢流に再構築したのが、
『精神科医が見つけた 3つの幸福』(飛鳥新社)

「ウェルビーイング」
「ポジティブ精神医学」の考え方を、
YouTubeを通して、多くの人に広げたいと思いました。

今回の樺沢の学び、気付きは、
今後、YouTubeなどで、皆様にわかりやすく、
樺沢の解説も加えて、お伝えしていきますので、
お楽しみに。

学会は、あと2日もあるので、
エンジョイしたいと思います!

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コメント

  1. カーネーション より:

    樺沢先生、おはようございます。
    札幌駅からのユーチューブライブ、アーカイブで拝見し楽しかったです。突然の樺沢先生を探せ!間に合った方、参加られた方はラッキーだったし、勇気のある方たちですね。私は九州から拝見しましたが。

    「19歳までに手にいれる7つの武器」を購入しました。現在17歳の姪っ子に読んでほしくて、その前に自分で読んでみようと思いました。でも、ひとつ心配なのが姪っ子に本をプレゼントしたとして、読んでもらえるのか?うざいと嫌がられのではないか?どうやったら素直に受け取ってもらえるか?

    樺沢先生なら、どういうアドバイスをしてくださるかな?と考えてみました。
    考えるより、まずは姪っ子に本をプレゼントしてみること。受け取り方は相手側のことだから、私がどうこうできるものだはない。ただ、この本いいから読んで!あなたに必要よ!は反発を招きそうなので、
    「この本は役に立つって評判になっているから」「いい本だって人のすすめられたから」がいいのかな?
    でも、若い彼女に読んでほしい。これから色んな経験をして社会に出ていく前に知っていてほしい。
    この気持ちが届きますように~ 重いかな?

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