昨日、Xに投稿した記事が、
24時間で13万回ビューされました。
自己最多に近い、最高記録です!!
みなさんにも読んで欲しいので、
再掲させていただきます。
▽ ▽ ▽ ここから ▽ ▽ ▽
Xのトレンドに
「うつ症状リスク1.6倍増」
というのが上がっていました!
以下のニュースが、大量にリポストされていたのです。
●通学時間が1時間超、うつ症状リスク1.6倍増
志望校選びは慎重に:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASS8R0PVYS8RULLI002M.html
>通学時間が1時間超で、うつ症状リスク1.6倍増
になる、という日本大学による最新論文からの
データが引用されています。
こうしたニュースを見ても、
99.99%の人は、原文に当たらない。
このニュースには、
「本当か?」と思える疑問点が多いので、
元論文を読んでみました。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/pcn.13714
通学時間が、30分以下の高校生と比べて、
通学時間が、60分以上の高校生は、
うつ病リスクが、1・6倍になっていました!
ただ、重要なのは
通学時間が長くなると、
なぜ「うつ」や「不安」が増えるのか?
そこが重要なのに、
その点について、
ニュースが何一つふれていないのは、
おかしくないと思いました。
私の仮説は、
通学時間が長いほど、
「睡眠時間が短くなる」
「スマホの利用時間が長くなる」
から、メンタルが悪化するのでは?
というものです。
その視点で論文を読むと、
興味深いデータが示されていました。
この研究では、
「通学時間」の他に
「スクリーンタイム」(スマホなどの利用時間)
「睡眠時間」
などについても、あわせて調べられていて、
統計的有意差が報告されているのです。
その部分からデータを抜粋しましょう。
スクリーンタイム3時間以下に比べて
8時間以上の人は
うつ症状が、1・97倍多い
不安症状が、1・74倍多い
睡眠時間、7〜8時間の人と比べて
6時間以下の人は
うつ症状が、1・85倍多い
不安症状が、2・01倍多い
ちなみに、
調査対象の高校生のうち、
睡眠6時間以下の割合は、
なんと49・1%です。
高校生の2人に1人が、
6時間睡眠を切っているのです!
これにもまた、驚かされます。
>通学時間が1時間超で、うつ症状リスク1.6倍増
という見出しのニュースですが、
論文全体を読めば、
>スクリーンタイム8時間以上で、
>うつ症状リスク1・97倍
>睡眠時間6時間以下で、
>うつ症状リスク1・97倍
睡眠不足やスマホの長時間使用が、
高校生のメンタルに
極めて悪影響を及ぼしている。
というデータも出ているのです。
そもそも今回の調査対象の約1900人中、
>17.3%に抑うつ症状、19.0%に不安症状がみられた。
と書かれています。
高校生の6人に1人に、抑うつ症状。
5人に1人に、不安症状
が認められている! という現実。
信じられますか?
日本の高校生のメンタルは、
壊滅的にヤバいのです。
その原因は、
「通学時間」以上に、
「睡眠時間の短縮」や「スマホの長時間利用」
といった生活習慣の乱れが影響している。
私がこの論文を読んでみて、
確かに「通学時間」の有意差は出ていますが、
それ以外の部分も、
全く報じていないのも不思議な話です。
追伸
というか、テレビ、新聞などは、
CMや広告の大手スポンサーが、
通信業者(スマホ関連)ですから、
>スマホの長時間使用で、うつ症状リスクが2倍になる
という事実は、報じられないのかもしれませんね。
追伸2
スマホの長時間利用。
そして、それに伴う睡眠時間の短縮、不規則な生活で、
10代の脳が破壊されている!
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