書評/映画評

アリスとテレスのまぼろし工場 が凄かった!

『アリスとテレスのまぼろし工場』。
魂が揺さぶられた! 

5回泣いた。いや、6回か・・・。
年間ベストテンの上位は確定だ!
 
「生きる」とは何か?
「恋」「愛」とは何か?
人は何のために生きるのか?
生きるために「希望」は必要か?
希望なき世界を生きるために必要なものは?
人間にとっての「幸せ」とは何か?

 
そんな哲学的なテーマを、
高校生が見てもわかるレベルにまでわかりやすく落とし込んで、
独特の映像世界で伝えているのだ!! 

 
そうした哲学的なテーマにもかかわらず、
直接、言語化するわけでもなく、説明的なセリフもなく、
少年、少女たちの「心の叫び」を映像化することで、
ストレートパンチが当たったようにガツンと打ちのめされるがごとく、
どストレートに伝わってしまうのだ!!
 
思春期特有の「心のトゲ」というか、
「心の不安定さ」。「好き」だけど「嫌い」という
アンビバレント(両価的)な感情。
ガラスのように砕け散りそうな繊細さ。
それらがリアルに描かれる。見ていてつらくなるほど。
 
ストーリーについては、公開直後なので書かないけども、
徐々に真相が明かされていく序盤の展開は、ミステリアスでとてもよい。
 
「呪術廻戦」のアニメーション制作会社・MAPPAの初のオリジナル劇場アニメ。
ということですが、たまたま昨日、「呪術廻戦」の第2期「渋谷事変」を、
ホームシアターの大スクリーンで3話一気見したばかり。

MAPPAの緻密な描き込み、ビジュアルの凄さに感嘆したばかりだったので、
二日連続で、二度驚かされたのです。
 
『君たちはどう生きるか』が、「わかりづらい!」と批判されましたが、
本作のテーマも、まさしく「君たちはどう生きるか?」。

難解と言われる(私はそうは思いませんが)
『君たちはどう生きるか』と比べ、
本作の何とかわかりやすいことか。

どストレート。
素直に、希望なき世界でも「生きねば」と思わせる

本当に、すごい作品です。

『アリスとテレスのまぼろし工場』予告編
https://www.youtube.com/watch?si=XvFcJjHYCaRcSw1l&v=CUenxyQYMjs&feature=youtu.be

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