書評/映画評

キャメラを止めるな! ~意外におもしろい!

『キャメラを止めるな!』が、意外とおもしろい!

「意外と」と言っては失礼ですが、
とても楽しめました。

都内2館の小規模な上映からスタートし、
口コミが口コミを呼び、全国350館以上に拡大、
興行収入は31億円を突破した伝説的作品『カメラを止めるな!』。

この『カメ止め』が、まさかフランスでリメイクされるとは。

リメイク作品なので、
ほぼ日本版『カメ止め』と同じ展開で進みますが。

ただ、セリフや細かいところが若干異なります。
その部分が、新鮮な笑いを呼びます。

本作を見て思うのは、
『カメ止め』の作品やコンセプトは秀逸だ! ということ。
改めて思います。

ほぼそのままの形で、映画されているのですが、
ストーリーを知っていても、後半はものすごく泣けてきます。

「早い! 安い! 質はそこそこ」を売りにしていた
3流監督が、最後の最後で、作品に妥協しない。

真のプロフェッショナル魂を発揮するシーンは、
何度見ても、涙が出ます。

『カメ止め』は、笑い、サスペンス、感動。
娯楽映画に必要な全てを備えた作品だ。
と再確認させられるのです。

フランス版の『キャメラを止めるな!』。
日本版と比べて、役者の魅力がややたりない感じもありますが、
オリジナル役者陣が、ドハマりしすぎているので、しょうがないか。

リメイクでここまで楽しませてもらえれば十分です。

『キャメラを止めるな』 樺沢の評価は・・・★★★★ (4・3)

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