書評/映画評

小さな恋のうたの大きな感動

映画『小さな恋のうた』が、ものすごく良かった!!

この凡庸なタイトルといい、ポスターといい、
予告編といい、あらすじといい、
凡百ある「高校生のバンド」もの的な平凡な印象しか持てないが、
実際に映画を見ると、そこにはふかーーい感動があった。

私が2018年の映画第3位に選んだ『羊と鋼の森』の橋本光二郎監督。
「映像」で、非言語的に語るのが得意な監督だと思う。

物語は、シナリオはシンプルだが、
一つの一つの映像が重たい。
そして、役者たちの、喜怒哀楽の表情を丁寧にとらえている。

MONGOL800の『小さな恋のうた』にインスパイアされた作品、
ということでモンパチの楽曲が4曲使われているが、
その歌詞が物語のストーリーと重なっていき、後半、
「あーーそういうことか」とこの映画の仕掛けに気づく。

「歌詞」が物語の伏線になっていた!

ある意味、「やられたなあ」という感じ。

最初に聞いたときにはわからないけども、
物語がすすむと、そこにいろいろな「思い」が付加されて、
最後の演奏シーンでは、グッと感動が吹き上がる。

泣きどころが多い。
泣きすぎて、後半、涙で目が痛くなった。

ザックリとしたストーリーは単純だが、
高校生の躍動、ゆらぎ、悲しみ、動揺など、
繊細な心理を見事に切り取っている。

映像と音楽で伝える!
正に映画だ。

『小さな恋のうた』 樺沢の評価は・・・  ★★★★☆ (4・6)

追伸 
見逃すと損する水準。
今週で終了する映画館も多いので、見たい方はお早めに。

予告編は、コチラから。

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