書評/映画評

花束みたいな恋をした ~ドーパミン的恋愛は3年がリミット

『花束みたいな恋をした』、チョーおもしろかった!

菅田将暉と有村架純の
ラブラブなカップルに胸キュンします。

多くの恋愛映画は、最後に2人は結ばれるのか?
をテーマにしていますが、
本作では、
「何年もつきあうと、なぜ最初のトキメキが失われるのか?」
を扱っている。

意外と、ありそうでないテーマです。

そして、
「何年もつきあうと、なぜ最初のトキメキが失われるのか?」
の答えは、拙著『3つの幸福』にも書かれているのです。

キーワードは「ドーパミン的恋愛」と「オキシトシン的恋愛」。

「ドーパミン的恋愛」とは、盛り上がる、情熱的な恋愛。
「オキシトシン的恋愛」とは、そこにいるだけで幸せ、という恒常的な愛情。

「ドーパミン的恋愛」は、
3ヶ月がマックスで、2~3年で失われるのです。

ですから、2~3年以内に「オキシトシン的恋愛」に
移行できないと、別れるしかない・・・という。

今、2年以上つきあっている、
「結婚したいなあ」と思っているパートナーがいる人は、
とにかくサッサとプロボーズして、結婚した方がいいのです。

この映画を見て、そう思うし、
『3つの幸福』を読むと、脳科学的にも、2~3年を超えると、
ヤバいというのが、本当によく理解できるはずです。

『花束みたいな恋をした』は、
「生活する」「生きていく」ことの難しさも、
しっかりと描いています。

「愛する」のは簡単だけど、
生活して家族を養っていくというのは、
そう簡単ではないと・・・。

学生時代から、
ブラック企業に勤めて憔悴していくサラリーマンまで、
菅田将暉の演技が凄い。
彼の表情や雰囲気の変化が、全てを語っている!

ということで、
パートナーシップについて深く考えさせられる一作。

『花束みたいな恋をした』樺沢の評価は・・・★★★★☆ (4・4)

「ドーパミン的恋愛」と「オキシトシン的恋愛」は、
『精神科医が見つけた3つの幸福』で詳しく解説しています。

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