書評/映画評

劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん ~バーチャルだから伝えられることがある

仕事一筋の父親が突然、退職。
寡黙な父親とコミュニケーションをとりたいと、
息子であることを隠しオンラインゲーム上で交流をはじめます。
 
父親と息子の「和解」がテーマですが、その方法が画期的。
これが実話だというから驚かされます。

近いようで、遠い存在である親子。
一旦、疎遠や険悪になると、修復は難しいものです。

お互い「近づきたい」と思いながらも、
なかなかそれが実行できない。

もっと素直になればいいのに。
しかし、それがなかなかできません。
 
先日の学会で、ロボットを通して自閉症患者と会話すると、
直接聞けないことも質問できるし、
患者も「文字入力」だと答えやすい、
という話が出ていました。
 
オンラインゲーム、つまりインターネットの世界だからこそ、
そしてネット上の関係性だからこそ
「現実では言葉にできないことが言える」ということは、
間違いなくあるでしょう。
 
ゲームというのは、悪い部分ばかりが注目されますが、
オンラインゲームならではの魅力がうまく描かれています。

ゲーム映像の部分は圧倒的に美しく、
ゲームの良い宣伝になっています(笑)。

吉田鋼太郎と坂口健太郎の親子役が、実にはまっています。

「こんな頑固親父いるよね」と思わせるリアリティ。
コワモテの吉田だからこそ、随所に笑いが出てしまうのです。

# もっと素直になればよいのに
# 人生に「楽しみ」を見つけることの大切さ
# いかにコミュニケーションを深めるのか?
# ゲーム(遊び)からの学び
# 親子の関係修復
# 踏み出す勇気

など、考えさせられるテーマがいくつも含まれている。
 
ゲーム世界を映画の中に取り込むという発想はユニークで、
映像も美しい。随所に笑いもあり、ラストは泣かずにはいられない。

エンタメとしてよくできた映画だと思います。

『劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』
樺沢の評価は・・・・・・ ★★★★ (4・0)

追伸
予告編だけで泣けます!
少なくとも、私は目がうるみました。
https://gaga.ne.jp/hikarinootosan/

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