書評/映画評

キリエのうた ~魂が揺さぶられた!

『キリエのうた』。間違いなく傑作!
魂が揺さぶられました。

  
予告編のイメージでは、
カスレた声の少女が、ミュージシャンとして成功していく話・・・
と思いきや、全く違いました。

良い意味で完全に裏切られます。
しかし、その最初の期待の、3倍はおもしろかった!

 
人はトラウマをどう乗り越えていくのか? 
結局は、自分で何とかするしかないのですが、
「人の支え」や「助け」は不可欠です。
 
現在と過去が交錯しながら、
やがて主人公たちの「心」の全体像が見えてくる。

3時間という長尺の理由を、
作品を見終わったはじめて納得する。

3時間という上映時間は、アッという間。
そして、最後に思います。
もっと、見ていたい・・・と。
 
キリエを演じるアンナ・ジ・エンドの圧倒的な歌唱力。
何回かある重要な歌唱シーンでは、涙がボロボロと流れます。

 
言葉を話せないキリエは、音楽で表現するしかない。
そして、実際に、音楽で表現されている!!
のです。

「音楽」や「歌」が、人の心を動かす。
そして、人を癒やす。
音楽を聴く人だけでなく、
それを演奏する、歌う人、自分自身をも癒やすのです。

音楽映画として秀逸でありながら、
岩井俊二監督の独特との映像世界もインパクトがあります。

寒々とした雪景色など、
北海道の美しい映像が、心を揺さぶります。
 
自分ではとうていコントロールできない、
抗することができない事件や公権力に翻弄される主人公たち。

それでも必死に生きています。
  
不遇な運命をたどるキリエが、最後に言います。
歌っている今が楽しい、と。

トラウマを乗り越える方法はあるのでしょうか?

あります!!
 
同じ目的を持った仲間がいて、支えあう。
そして、「今」が楽しい!!
圧倒的な「今」「この一瞬」の充実感、楽しさ、幸福感があれば、
過去の苦しみを、すべて忘れさせてくれる。

本作を見て、改めてそう思うのです。

アンナ・ジ・エンドの歌唱と演技も素晴らしかったが、
広瀬すずも素晴らしかった!!

流れる14年という時間。
時代とともに、時間とともに、変化していく。
2人の少女の「成長」と「変化」が、
表情、目つき、目力、雰囲気。全てで表現されていました。

もっと早く見れば良かった。
もうすぐ上映終了となるので、是非、見て欲しい。

『キリエのうた』樺沢の評価は・・・・・・ ★★★★★(4・8)
年間ベスト3に入りそうな水準

『キリエのうた』予告編
https://youtu.be/PcCgnxN9a2E?si=9C5Sj1ThL0AJG-RY

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