精神医学心の話

コーヒーは午後2時以降に飲むな!

先日読んだ『SLEEP』という本に
衝撃的なことが書かれていました。

「カフェインの門限は午後2時」
というのです。

カフェインの半減期は、5〜8時間。
6時間たっても、体内では半分にしか減っていないので、
カフェインの影響は想像以上に長く続くということ。

実際に、米国ウェイン大学の研究によると、
「寝る間際」「寝る前3時間」「寝る前6時間」
の3つのタイミングで被験者にカフェインを摂取させたところ、
全員の睡眠が大幅に阻害される、
という結果が出ました。

この研究では、
睡眠日記という主観的な指標と、
睡眠測定器という客観的な指標の、
2つの方法で睡眠を評価しました。

「寝る前6時間」にカフェインを摂取した被験者は、
測定機によると睡眠が1時間短くなったにも関わらず、
睡眠に違いを感じたと日記に書いた者が一人もいなかった、
ということです。

つまり、
カフェインのせいで睡眠が短くなっても、
それを気付くことはできない、
ということ。

「自分は、夜、コーヒーを飲んでも大丈だから」
と言う人がよくいますが、全くそれはあてにならない、
ということなのです。

いうことで、この本では、
午後2時までに摂取されたカフェインは、
睡眠に影響を及ぼさないが、
それより後の時間帯では影響が出る!と書かれています。

私も、夜の遅い時間にコーヒーは控えるようにしていましたが、
ここまで影響が大きいとは知りませんでした。

ということで、
午後2時以降のコーヒーはやめようと思います。

昨日は、21時からカフェで打ち合わせをしたのですが、
早速、「ハーブティー」にしてみました。

ということで、
1日に何倍もコーヒーを飲むコーヒー好きの方は、
知らずに睡眠の質を下げている可能性がありますので、
ご注意ください。

【参考図書】

『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』
(ショーン・スティーブンソン著、ダイヤモンド社)
https://amzn.to/2n5E6N4

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