私たちは毎日、睡眠をとっています。
しかし、睡眠にはどのような役割があるのでしょうか？
単なる、身体の疲労回復ではありません。
実は、睡眠は「脳を修復する時間」なのです。
睡眠中、脳は損傷した神経細胞を修復し、新しい神経細胞を成長させます。
また、脳内の神経回路を再配線し、効率を高めています。
睡眠不足になると、脳の機能が低下し、記憶力や集中力、
判断力に悪影響が出ます。
怖ろしいことに、
それらの脳のダメージは、後ででたくさん寝れば、
取り戻せるかどうかは・・・わかりません。
睡眠不足による脳のダメージは、
「回復不能」を示唆する研究が多いのです。
例えば、「睡眠の質が低い」人は、
３～５年後間脳の体積の縮小率が大きいことが報告されています。
睡眠不足になると、脳が萎縮するのです。
そして、それは将来「認知症」として現れます。
スウェーデンのウプサラ大学の研究によると、
「睡眠に問題がある」と答えた男性は、そうでない男性と比較して、
アルツハイマー病を発症する可能性が５０％高かったのです。
また、睡眠不足は、肥満や糖尿病、
心臓病などの生活習慣病のリスクを高めることもわかっています。
睡眠は、私たちの健康にとって大切なものです。
毎日７時間以上の睡眠をとるようにしましょう。
睡眠６時間以下の人は、
脳に対する不可逆なダメージが起きている可能性が
高いのです。
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