書評/映画評

スーパーガール ~「スペースオペラ」だって、早く言ってよ

『スーパーガール』が、おもしろかった!

「スペースオペラ」だって、
先に教えてほしい。
危うく、見逃すところだった。

エイリアンがたむろす酒場のシーンとか、
惑星間を宇宙船で移動するシーンとか、
昔ながらのSF映画ファン、
「スペースオペラ」ファンとしては、
ワクワクするのです。

復讐。
少女(少年)の成長。
自己開示とつながり。
否認と受容。
予期せぬ応援。
依存症やトラウマからの回復。
過去との折り合いをどうつけるか。
どん底、圧倒的なピンチからの回復。
物語上の秘密の暴露。

エンタメの要素がすべてぶち込まれていて、
ザ・ハリウッド映画、とも言うべき仕上がり。

これだけ、幕の内弁当的にぶっこんでも、
物語に勢いがあるので、
クライマックスまで一気に見せる。

良く出来ています。

本作を見て思ったのは、
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』
が、いまいちなのは
「物語上の秘密の暴露」がないから、
と改めて思います。

本作では、スーパーガールの誕生の秘密。
クリプトン星の破滅の理由などが、
描かれるのが、興味深い。

『マンダロリアン・アンド・グローグー』もまた、
ハリウッド映画的なおもしろさ
スター・ウォーズ的なおもしろさを
これでもかとぶち込んでいるのですが、
そうした「とっておきの秘密、秘話」みたいなのが、
描かれていない。

フツーにテレビシリーズの数話分の
インパクトしかない。
物足りなく感じた理由が、
本作と比べるとよくわかります。

スーパーマンとの微妙な関係性もおもしろく、
気楽に楽しめるエンタメ作品だと思います。

『スーパーガール』樺沢の評価・・・・・・ ★★★★ (4・3)

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