書評/映画評

わたしの知らない子どもたち ~魂が震える映画

最近、傑作が続きますが、
『わたしの知らない子どもたち』は、
魂が震える素晴らしい作品です。


親を失い身寄りもない戦争孤児。
どうやって生き残るのか…。

戦争が終わってからの悲惨さを描いた作品。
と思いましたが、それ以上。

「生きるとは何か?」という、
強烈な問いに、魂が揺さぶられます。

さすがは、
『すばらしき世界』『永い言い訳』の
西川美和監督。

ただの社会派映画ではなく、
子ども同士での協力。
子ども同士のつながりを描いた部分は、
エンタメとしても引き込まれる。

1オーディションで約500人の中から選ばれた
という12歳の琴子役、
小八重葵美の存在感が凄すぎる。

そして、二階堂ふみ、役所広司、岡田准一、吉田羊など
脇役陣も存在感、ありすぎ。贅沢な配役。
 
「ゴジラ−1.0」のVFXを担当した「白組」が描く、
空襲で廃墟化した東京の街並みなど、
ビジュアル面でも魅せる。
 
年間ベスト10入り確実な完成度。

生きるとは何か?
生きるエネルギーを失い、
何となく生きている人が多い昨今、
本作をきっかけに考えてほしい。

生きることは、楽じゃない。
でも、人は生きていくのです。

『わたしの知らない子どもたち』樺沢紫苑の評価は……★★★★☆(4・5)

追伸
この記事は、
Xのトレンド「本日のニュース」に
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コメント

  1. ザキ より:

    自分も初日に見に行きましたが、睡眠不足で2時間半の長尺映画なので、半分夢の世界を覚悟していました。
    しかし、寝るどころか、全シーン面白くて、あっと言う間の2時間半でした。

    樺沢先生もご指摘していましたが、とにかく子役のひとの演技力がスバ抜けていて、自分には役所広司さん、岡田准一さん、竹野内豊さんと言った大御所にも負けていないと思いました。
    二階堂ふみさんは目立っていましたが、役所広司さんと岡田准一さん竹野内豊さんは5人の子どもたちを輝かせるために、あえて存在感を消して出すぎないように、脇に徹しているように見え、好感が持てました。
    自分は大学の視聴覚室で見たフランソワーズ・トリュフォー監督の「大人は判ってくれない」という作品とシンクロして、子役のひとの大人をまるで信用していない「目つき」に惹かれました。

    それと、この映画を見ていて、美味しいものをお腹いっぱい食べられるだけで、人生に文句を言ってはいけないんじゃないかと、友達の天丼をおごってその天丼を美味しそうにがっついて食べてるシーンを見て思いました。

    主演の子役女優さんは、自分も日本アカデミー主演女優賞をかなりの確率で取ると予想しています。
    ただ、それ以外の子役のひとたちも生きるのに必死な姿を熱演していて、絶対にもう一度見て、あの5人の子供たちに会いたい!と思ってしまう傑作映画です❤❤?

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