興味深いニュースが出ました。
>メタのSNS「中毒性」に米29州が集団訴訟
>子供への規制で世界争鳴
(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1833F0Y6A810C2000000/
15歳以下へのSNSを禁止する国が増える中、
重大な集団訴訟が起こりました。
「SNSは、子どもたちに有害か?」
どうかが、法廷で争われることに。
【州側の主張の主なポイント】
(1)Metaは長時間利用を促す仕組み
(無限スクロール、いいねボタン、
アルゴリズムなど)を意図的に設計し、
子供・若者に「中毒性」を持たせて過度な利用を招いた。
(2)これが若者の精神的健康
(不安、うつ、ボディイメージ問題など)に悪影響を与えた
と知りながら、安全だと公に説明して欺いた。
(3)13歳未満の子供から親の同意なく個人データを収集し、
連邦の児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)
に違反した。
【Meta側の反論】
意図的に子供を依存させようとした事実はなく、
SNSの利用が子供の心身に明確な悪影響を及ぼす
という研究結果はないと否定。
Meta社が敗訴した場合、
損害賠償・制裁金など
最大で1兆ドルに及ぶ可能性があります。
1兆ドルは、Meta社の時価総額の3分の2ですから、
Meta社の存亡の危機にもつながりかねない。
あるいは、
「無限スクロール」や「いいねボタン」
などの機能がなくなる可能性も・・・。
SNSが子どものメンタルに悪影響がある
という科学論文が山ほど出ている中、
「SNSの利用が子供の心身に明確な悪影響を及ぼす
という研究結果はない」
という主張を証明することができるのか?
この裁判の決着によって、
今後のSNSのアルゴリズムやあり方に
大きな影響を与えることは、間違いなさそう。
果たしてどのような、
判決になるのでしょうか?
現状のSNSを、子どもたちの意思で
コントロールするのは、ほぼ不可能です。
SNSをもっと依存しづらい仕組み(アルゴリズム)
に変えてほしい(変わってほしい)
というのが精神科医の私の考えです。
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