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宿題をAIに丸投げするとどうなる?

最近、生成AIを宿題に使う学生が急増しているそうです。

宿題を一瞬で終わらせてくれる。
一見すると、とんでもなく便利です。

でも、その使い方。
大丈夫なのでしょうか?

ストックホルム大学と香港大学の研究チームが
中国の中高生を30カ月間追跡した
大規模調査の結果が発表されました。

調査の対象は中国中部のある県の
中学、高校生(7〜12年生)2万6811人。

宿題の点数、所要時間、毎月の定期試験(閉巻)、
高校入試(中考=zhongkao)、大学入試(高考=gaokao)まで、
9科目の成績を細かく追いました。

短期的には「良いこと尽くし」でした。

宿題の点数:平均で約18%上昇
宿題にかかる時間:平均64分 → 45分(約30%短縮)

「早く終わって点数も上がる」
まさに理想的な生産性アップです。

多くの生徒が中国発のAI(DoubaoやDeepSeekなど)を
使っていたようです。

でも、試験では全く逆の結果に。
AIが使えない試験になると、状況が一変します。

●毎月の定期試験〜6カ月以内に約20%低下
●高ステークス試験(入試)〜約2年後。
 高校入試で24%低下、大学入試で18%の低下

元の平均点に対して、約20%低下したということ。

例えば、平均80点の生徒が、54点にまで下がった
というくらいのインパクトです。

特に社会科(政治、地理など論理や批判的思考が必要な科目)
で影響が大きく、次いで理数系、語学の順でした。

中学生、もともと成績上位の生徒、男子で
落ち込みが大きかった点も注目です。

損失のほとんどは、
「AIを外注先のように使う生徒」(約80%)に
集中していました。

具体的には、
「宿題時間が異常に短いのに、点数がやたら高い」
というパターンです。

答えをほぼ丸投げしてコピーするような使い方をすると、
考える過程そのものがスキップされ、知識が身につきません。

短期的に高得点をとれるけども、
学習が身に付かない。
記憶にも残らず、受験本番の成績も低下する。

一方で、AIを補助ツールとして使い、
非AI利用者と同程度の時間をかけて取り組んだ生徒は、
試験成績の低下が小さく抑えられていました。

「わからないところを説明してもらう」
「ヒントをもらって自分で解く」といった使い方なら、
むしろ学習を助けられる可能性が高いということです。

研究者たちは、
「宿題を効率よく終わらせることが目的ではない。
そこから学ぶことが目的だ」と指摘しています。

これも「認知負債」といっていいでしょう。

AIを使って、今「楽」をすることで、
脳は退化、劣化していく。

後から、大きなツケを払わされる
ことになるのです。

この論文には、
標準偏差で「1.4SD低下」と書かれていますが、
それを志望校でいうと、1〜2ランクか、
それ以上の低下に匹敵するものです。

現在の志望校は、到底無理。
そんな壊滅的な成績低下です。

あなたのお子さんは、
AIを使って宿題をやっていませんか?

あなたのお子さんは、大丈夫ですか?

追伸
そんな「認知負債」の影響を受けない。
むしろ、AIを使うほど、頭がよくなる。

そんな画期的なAIの使い方を提案しているのが、
『知性大全』です。

あなた以上に、
あなたのお子さんに読んで欲しい。

どうしても、宿題をAIに丸投げしたくなる、
中、高校生。大学生こそが、読むべき本
かもしれません。

『知性大全 AI時代に不可欠な力』
(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)

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