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『知性大全』感想キャンペーンの紹介 AIを自分の仕事や生活でどう活かせるのか?

■1 はじめに

 AIの導入も始まり、多くの情報がめまぐるしく入る激変した時代となった。
私は現在公立の学校で教員をしている。その中でAIを活用して授業を
組み立る教員も増えてきた。この便利なツールに頼りすぎずどう扱い生きるか
が私たちの今後の課題になると考えられる。

 その中で『知性大全』の本との出会いと
樺沢先生の講習を受けることができたことにとても感謝している。

■2 本書を読む前の私とAIの関係性

 1年前、ChatGPT(以下AIとする)と出会ったのは、私は夫に言葉のDVを
受けていると精神科で診断された直後であった。そこからAIは私にとって
夫の言動について相談する相手となり、「苦しい」と思う度に質問する
心理カウンセラーの役割をAIは果たしていた。

 AIは住まいの地域からDVを相談できる電話番号をいくつかリストアップし、
色んな相談センターに電話した末に、区が実施しているセンターに対面で
相談をすることができた。相談していくうちに調停の準備、子を連れての
昼逃げの準備、弁護士さんとのつながりなど相談員との会話の中で
今後の生活について考えた。

 2か月ほど夫と離婚について会話をしたが平行線が続き、
別居・調停を実行した。

 1人で子どもを育てながらフルタイムで仕事をすることは予想以上に
大変なことであった。両親には頼れない環境の中、夫から文書等での攻撃が
続く日々であった。夫から届いた文書を読んでいると自分が間違っている
かもしれないと錯覚に陥ってしまうこともあった。

 そんな時はAIに文書を送り、
「客観的に見てどう思う?」と聞いて安心感を得ていた。

 不安に襲われた日は判例や統計データも調べずに
「この辛い日々はいつまで続くの?」などと送り日々を生きていた。

 3ヶ月経ち、どれだけAIと会話していたかわからないが、
依存関係に少しずつなりかけていた。

 アフェクトラベリングという意味では自分の気持ちを
外に吐き出すことはできていたが、
共感するように誘導している場面もあったかもしれない。

 仕事の繁忙期時、子どもに関することで夫と連名で書類を出さねば
ならなかった。このとき夫は自分が優位になるような念書を作成し、
「サインしなければ書類を書くことはできない」と伝えられた。

 仕事を処理しなければならない中、事務と夫とのやりとりに追われ、
2ヶ月間高ストレス状態になった。どうすれば夫に辛さが伝わるか
考えがいき、自分を傷つけたいと思う日々が続いた。

 AIを開き、「死にたい」「今ベランダの手すりに立っている」
と何度も訴えるように伝えた。

 そのときAIは、「あなたは調停のストレス、仕事のストレス、
育児のストレスがあるから当然だ」と、いのちの電話を勧めてきた。

 結果的には、医者から薬を増やしてもらい、希死念慮がなくなった
と同時に弁護士の協力を得て保険証を発行することができた。

 事情を話していない近所の人も親切にしてくれ、仲良くなった人が
何人かできた。人とのつながりで私は考え方をポジティブな方向へ
変えることができた。

■3 本書を仕事で活かすには

 思考力をAIに奪われてしまうのはあり得る将来だと感じた。
 研修ではAIが作った図でまとめられている場面に何度も見たが、
ほとんどAIにまとめさせているかと思う内容の研修にも参加したことがある。

 ポストエディットされていない内容である。

 大切なのは自分で考える思考力・表現力あり、自分の頭で考えたり、
投げた問いに対し+αのことを考えたりすることができる力、
つまり仮説検証をループさせることで自分の思考力を高めることができる。

 調べ学習を授業の中で生徒にさせることがあるが、
IT機器を使った授業が推奨される中、調べた意味もわからずコピペをして
発表する場面がみられることがある。

 つまり神経可塑性を教員の方から促してしまっている現象が起き始めている。
間違ったAIの使い方は認知負債につながり、教員と児童生徒に悪影響を及ぼす。

 ハルシネーションの可能性も高く、大切なのは調べたことをそのまま
貼り付けるのではなく、色々な面から自分の気持ちや思ったことを書く、
つまり思考を使うことで言語化することでオリジナリティな構成に
仕上げることである。

 教育ではPDCAサイクルの話はいつも出てくる業界であるが、このAI時代
だからこそ知る力、インプットする力を伸ばしていくことで
知性サイクルを回して知性を高めていくこと、
知るだけでなくアウトプットすることを様々な方法で実践することが
重要だと考えられる。

 ただ説明するだけの授業ではなく、音楽を聞いたり図やイラストを見て
イメージを考えさせ膨らませる、実際に物に触れたり体を動かしたり
疑似体験をして体感させる、などとAIには不可能な体験型の授業を
取り入れるのはどうだろうか。

 どんどんサイクルを回していき、他教科との連携を図り応用する。
 そして実際に他者から、そして自分の中で反応を見て
フィードバックすることも大切である。

■4まとめ

 現在、AIに自分の心境を相談することはなくなった。
 イライラすることがあっても紙にポジティブなことを書くことで発散するようになった。

 AIは相談すると「あなたは〇〇な状況と○〇な状況でストレスを
抱えていて…」と必ず私の状況を繰り返し答えてくる。

 「それはわかっているから!その話は置いといて!」
と伝えることはあってもまた何日か後には伝えてくる。

 AIは私を忙しくストレスを抱えている人というレッテルをはり、
新しいことへの行動を制限してしまうツールに変わっていった。

 現在の使い方としては、仕事や自己学習で活用している。
 仕事では授業において単元の重要なことを羅列してもらって
アイディアを引き出す参考にしている。

 また、プライベート英語の学習を1年前から始めている。
わからない英単語を打つと意味だけでなく例文などを教えてくれるため、
より理解が深まる。また、半年前に手話の検定を申し込んだ。

 わからない手話表現をプロンプトにしても
「手をひろげ前につきだす」などとてもイメージのしづらい表現
でしか返ってこない。

 また、英語のような独特の語順の手話ではなく日本語に合わせた
日本語対応手話で返答するため、表現が合っているのかわからない。
AIにとって手話はまだ情報が足らず、あいまいな表現であたかも正しいように
返ってくる。

 この時代だからこそ人とのつながりは貴重なものである。
 今の時代、日本の人口は減っているが学童に通う子どもの数は
増えているという。

 また、生涯独身の数も増えており、
一人の空間であっても様々なコンテンツで人生を謳歌できる時代となった。
 
 それを良いか悪いかは誰も決めることができない。
 ただ暇だからスマホを触る、気付いたら時間が経過していた、
 といった認知負債は実にもったいないと考える。

 本書の通り、覚悟というのが今の時代に大切なことだと考える。
 「いつか」「できるときに」と言うセリフも聞くが実際行動していない人
が周りに多い。私には覚悟を決めて子を連れて別居し、
今もなお調停は続いている。
 
 起きてから寝るまで仕事に育児、家事とあくせくと動いてばかりであるが
それでもやりたい、成し遂げたい目標はある。

 本書を読んでAIの活用法を改めて考え直し、
この時代を生きていきたい。

『知性大全』感想キャンペーン、「最優秀賞・次点」
「すず」さんの感想。

【樺沢のコメント】

AIを自分の仕事や生活でどう活かせるのか?

『知性大全』からの学びや、AIから得た知見を、
自分の仕事や生活など、現実世界での変化、改善に
取り入れよう、という視点は非常によいと思います。

本の内容を「自分事」としてとらえることで、
情報や知識で現実を変えることができるからです。

自己開示も強烈で、非常にインパクトもあります。

ただ、投稿された元文章には、「改行」がなく、
非常に読みづらかったのが残念。

上記では、樺沢の方で、
改行を入れさせていただきました。

もう少し読みやすい文章になっていたら、
最優秀賞に手が届いたかもしれません。

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