書評/映画評

汝、星のごとく ~魂が揺さぶられる映画

最近、おもしろい作品が連続しています。

『ディスクロージャー・デイ』
『DIGGER/ディガー』
そして、
『汝、星のごとく』。

3本連続で、評価4・5を越えることは、
1年でも滅多にないでしょう。

『汝、星のごとく』
本屋大賞を受賞した凪良ゆうの原作を、
『正体』の藤井道人監督が実写映画化。

同じく凪良ゆう原作の『流浪の月』でも共演した
横浜流星と広瀬すずが共演。

『流浪の月』もよかったし、『正体』もよかった。

そして、本作も・・・魂が揺さぶられた。

冒頭は、よくある高校生の恋愛ものの展開。

「いつものやつか?」と思っていたら、
ハンマーで殴られるような衝撃。

それぞれの親が、なかなか複雑でたいへん。

「親ガチャ」とも言いますが、
「親」で全てが決まるわけではない。

けども、かなり大きな影響や「縛り」を
受けることは間違いない。

じゃあどうするのか?

「恋愛」映画でもありながら、
親との関係にどう折り合いを付けるのか・・・
も本作の重要なテーマ。

樺沢的な気付きとしては、

>人生、山あり、谷あり。
>だから、今という一瞬に、
>真摯に向き合わないといけない。

うまくいってるときは、
テングにならずコツコツやる。

全てがうまくいかないときは、コツコツやって
現状を打開するしかない。

しかし、ほとんどの人は。
調子が良いときはうかれる。傲慢になる。

調子が悪いと、
やけくそになったり、
落ち込んで行動不能になる。

そして、今を生きるしかない。

正確に言うと、
>今、目の前にいる人と、
>全力で向き合う

べき。

などなど、いろいろなことを考えさせられる作品。

横浜流星の鬼気迫る演技。
そして、世代ごとに表情を大きく変える
広瀬すず。

松村北斗、木村佳乃、石田ゆり子、
長谷川博己、濱田岳。

役者陣も、全員、印象深い。

演出も演技陣も最高。

ラストは、場内のあちこちで、嗚咽が聞こえた。
もちろん、私も泣いた。

『汝、星のごとく』樺沢の評価は・・・・・・★★★★☆(4・6)

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コメント

  1. ザキ より:

    自分は浅瀬の流星群(流星さんのファンのこと)ですが、ストーリーはなんとなく匂わせにわかりました。
    樺沢先生ご指摘の通り、流星さんの鬼気迫る演技がすごかった。

    「春に散る」では実際にプロボクシングのライセンスを取得したり、「国宝」では主演の吉沢亮さんから歌舞伎役者にあるレベルの練習量と言われたりしていました。

    実際、この映画でも病気のシーンを演じるために、体重を47キロまで減量し、あれだけ引き締まった体を骨と皮まで削り、顔の骨格まで変わるくらいの役作りに、ここまでうやるのかと感嘆しました。

    もはやストーリーはどうでもよくなり、流星さんと役は一体化して、ドキュメンタリーを見ている感覚になり、ラストはその1シーン1シーンに流星さんの「生きざま」が伝わり、涙があふれ、ラストのラッドウィンプスの曲で完全に涙腺が崩壊しました(笑)

    自分はそこまで演技を徹底する流星さんをもう一度見たく2回見たのですが、ストーリーを完全に把握しているにも関わらず、細かい部分まで見れて、周りの人がこれでもかと不幸の雪崩を起こしているのに、最後まで好きな女子を思い続けるその姿に2回目の方が泣けました❤❤?

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