書評/映画評

デジタル機器は認知症予防に役立つ!

AIがものすごーーーく、盛り上がっています。
書店でも、AI本がずらーーーっと並んでいます。
 
しかし、「AIの入門書」であっても、
デジタルが苦手な人にとっては、
ちょっと難しい。
 
ご高齢の方も、
「AIを使ってみたい」
「時代についていきたい」
と思いながらも、
「難しそう」と踏み出せない人が多いはず。
 
そんな人にお勧めの一冊が、
『70歳からのスマホでChatGPT』
(片山 嗣規著、WAVE出版)

 
「話すだけで、何でも答えてくれる」。

本書では、AIの音声入力を使って、
高齢者でも、簡単に、ストレスなく、
AIをはじめる方法について、学べます。

最初に設定だけすればいい。
あとは「音声入力」、つまり話すだけで、
AIが何でも、丁寧に教えてくれるのです。
 
「AIは難しそう」と思いますが、
スマホのフリップ入力もしなくていいので、
むしろ通常の「検索」よりも簡単です。
 
漠然とした「困りごと」「悩み」を話すだけで、
適切な回答が帰ってくるのですから。
 
本書の「はじめに」に書かれている、
「間違えても、恥ずかしくない相談相手」
という表現が刺さりました。
 
高齢者は
「わからない」ことがあっても、
「こんな簡単なことを知らないのは恥ずかしい」
という心理があって、人に相談しない、
できないのです。
 
AIは、感情がないので、恥ずかしくない。
どんなに初歩的なこと、基本的なことでも、
わかるまで何度でも質問できるし、
説明してもらえます。
 
これは、「対人」「リアル」では、
できないことなのです。
 
健康や人間関係、孤独などについて、
気楽に相談できる「相談相手」がいることは、
メンタル的にも、大きなメリットです。

テキサス大学のメタ分析によると
>50歳以上で、デジタル機器を使いこなす人は、
>認知機能低下のリスクが58%低い

と報告されています。
 
若年者では、
スマホの使い過ぎが問題となっていますが、
高齢者においては、
スマホやAIなどの最新テクノロジーに
ふれることは、認知症予防になるのです。

 
なので、
「高齢者だからAIは関係ない」ではなく
「高齢者だから、積極的にAIに挑戦して欲しい」
と思います。

本書は、文字も大きめで、
高齢者向けに特化して、
高齢者が抱える問題を網羅し、
非常にわかりやすく書かれています。
 
「AIを使ってみたい」という高齢者にとって、
最初の一歩を踏み出すのに、
最高のガイドブックと言えるでしょう。

『70歳からのスマホでChatGPT』
(片山 嗣規著、WAVE出版)

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