書評/映画評

アメリと雨の物語 ~日本の自然と文化を、肌で感じる映画

午前中は執筆時間。
ということで、午前中から映画を見る
ということは、まず滅多にありません。
 
しかしながら、
『アメリと雨の物語』が、
公開第1週目から、朝10時40分からの
1日1回上映しかなかったので、
見てきました。

 
結論・・・とても、良かった。
 
1960年代日本。
神戸に住むベルギーの外交官一家に生まれた
女の子アメリの成長物語。
 
生まれてから、3歳までの、
まだ自我が未熟な時期を、
モノローグも含めたアメリの主観で
描いているのがユニーク。
  
外国人が見た日本。
日本の自然。虫、魚などの生き物。
家屋や日本庭園。食事。
 
失われつつある日本文化。
あるいは、もう失われたかもしれない
日本の文化、風景が、
かけがえのない大切なものである
ことに気付かされます。
 
独特なデフォルメされた映像ですが、
むしろ「妙なリアリティ」を感じさせるのが
おもしろい。

空から雨粒が落ちてくるシーンでは、
それが肌にあたる「触感」「体感」が
感じられるのです。

子どもにとって大切なのは、
外遊び。自然の中を駈け回ること。

こうした、自然とのふれ合いの中で
必然的に経験する「体感」が、
今の子どもたちには、足りていないのかも、
と思いました。

「なぜ?」「なぜ?」を連発するアメリは、
非常に好奇心が旺盛な少女。
 
本作を見ると、今の子どもたちに足りないものが
いろいろと見えてくるのです。

2人のフランス人監督の作品ですが、
宮崎駿、高畑勲らスタジオジブリ作品に
強い影響を受けたといい、
実際、映画にもジブリっぽい映像や動きが
たくさん使われており、
その辺もおもしろさの一つに。
 
隣の席の人が号泣していましたが、
私は、どちらかというと「爽やかな感動」。
見る人によって、
かなり見え方が違って見えるかも。

 
見逃さなくて良かった、
と思いました。

『アメリと雨の物語』樺沢の評価は・・・・・・ ★★★★ (4・4)

『アメリと雨の物語』
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https://youtu.be/4pypCXCMRck

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