書評/映画評

BLUE GIANT ~ジャズのセッションに魂が震えた!

アニメ『BLUE GIANT』が凄く良かった! 感動した!
 
10代で、熱中できるものに出会えるとしたら、
それはものすごく幸せなこと。

主人公「大」の、ジャズ、サックスへの熱い想い。
熱中度、没入度が凄い!! 

私も10代の頃に、狂ったように映画を見て、本を読んで、
映画評論を書きまくっていたことを思い出しました。

成功の秘訣は、「好き」×「練習(努力)の量」

膨大な「練習(努力)」の苦しさも、
「好き」が強烈だと麻痺してくる。
苦労を苦労と感じなくなる。
むしろ、苦労は快感だ!

ジャズの演奏シーンの映像的な見せ方が良い。
その場でライブを見ているような臨場感。
アニメだからこそのカット割り、カメラワークも魅力的。

その場で演奏を聴いているかのような錯覚。

そして、
演奏と楽曲にグイグイと引き込まれていくのです。

ジャズの演奏シーンに、
「過去の思い出」がフラッシュバックのように
挿入されていきます。

私たちは、舞台での完成されたプロフェッショナルの演奏を
目にするわけですが、そのためにどれほどの努力、苦労を
積み重ねているのか。
それが映像的に表現されていて、涙がこぼれました。

ジャズのセッションには、魂が震えます!

そして、大のポジティブな言葉にとても勇気付けられました。
成功するのは簡単ではない。
失敗や挫折もある。

しかし、それを乗り越えるのに、
「ポジティブ」と「楽観性」が重要なのです。
 
学生が集まってロックバンドを結成する作品はたくさんありますが、
ジャズグループを結成するというのは、非常に新鮮でした。
原作の漫画も読みたくなりました。
 
この作品を見ると、ジャズに興味のない人も、
ジャスの演奏を聞きに行きたくなること間違いなし! 

主人公の大は、18歳。
なので、10代の子供たちにも見て欲しい。

本当に、良い作品です。

『BLUE GIANT』 樺沢の評価は・・・・・・ ★★★★☆(4・7)

追伸

映画『BLUE GIANT』からの気付き

1 没入する! 没入できる何かを持て!
2 圧倒的な数稽古で自己成長する
3「好き」で努力の苦しさは忘れる
4 自分を表現すれば、それは伝わる
5 ビッグマウス(大口)も実力が伴えばOK
6 自分を信じる。仲間を信じる
7 謙虚さがない人は応援されない

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