書評/映画評

「カスハラ」は人ごとじゃない!

カスハラ(カスタマーハラスメント)が社会問題になっています。

しかし、ほとんどの人は、
自分とは無関係と思っているはず。

自分は接客業をしているわけではない。
別に「店員」ではないし、
お客様と顔を合わせる仕事ではない。

しかし、それは間違いです。

「自分はお金を払っているのだから」
「間違えたのは、そっちなのだから」
「私は、正しいことを言っているだけ」

そんな気持ちから、
誰でもカスハラの「加害者」に回る可能性があるのです。

たとえば、飲食店で注文した料理がなかなか来ない。
店員に確認すると、注文が通っていなかった。

「なかなかこないじゃないか! 
どうなっている? さっさともってこい!」
と厳しい口調で店員に言ってしまうと、
それがカスハラになってしまう・・・可能性
があるのです。

パワハラ、セクハラ、カスハラ。

「ハラスメント」が社会問題となる昨今、
全く知らない、予防意識がゼロの人が、
「ハラスメント」に直面したときに困るし、
自分が「ハラスメント」の加害者になる可能性もあるのです。

あるいは、
2026年10月から、
労働施策総合推進法改正が施行となります。

企業にはカスハラ防止措置が義務化されました。
企業には早急な対策が求められています。

ハラスメントについて、
「知らない」では済まされない時代になったのです。

とはいえ、
「カスハラ」って、難しそう。

そんな人でも、「漫画」で簡単に読める、
カスハラについての入門本が発売されます。

「漫画」形式で、カスハラについての基本から、
カスハラする人の心理と対処法まで、
わかりやすく、それでいて詳しく解説されています。

「漫画」形式なので、
新入社員、20代の店員、社員さんでも、
サクッと読んで、理解、実践できるのがとてもよい。

「カスハラ」の本は何冊も出ていますが、
弁護士の先生が書いた、
法律ベースの、難しい本ばかり。

本書のように、
新入社員や読書が苦手な人が読んでも、
理解できて、実践できる。
そんな本は、なかなかありません。

「お店」や「接客業」をしている人は当然として、
モンスターペアレントの対応なども
全く同じ原理なので、
学校の先生などにもお勧めです。

あるいは、コンビニやお店を利用する人全員。

自分が「カスハラ」加害者にならないための
読んでおいて損のない1冊、と言えるでしょう。

『マンガでやさしくわかるカスハラ対策』
(吉村園子著、日本能率協会マネジメントセンター)

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