机の上を見ると、パラパラ読みはしたけども、
まだ書評を書いてない本が山積みになっているではありませんか。
今年の本は、今年のうちに片付けないと。
ということで、年末までの毎日。
１日１冊を読んで、書評にまとめ、メルマガに掲載していく。
【２０日間連続書評チャレンジ】を行います。
樺沢の机の上と頭の中の「大掃除」というわけ。
果たして、年内に２０冊の書評はアップされるのでしょうか？
そして、果たして、どんな本が登場するのか？
ものすごくレベルの高い本が、次々と登場しますので、
お楽しみに。
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【２０日間連続書評チャレンジ】第１弾は、
『あなたの夢を叶えもん』
（高橋宏和著、サンマーク出版）
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量子力学コーチ、高橋宏和さんの本なので、
量子力学の入門書なのかと思ったらそうではない。
私が「脳科学」という切り口でビジネスノウハウを斬っているように、
本書は「量子力学」という切り口で「夢実現」「自己啓発」を斬っている。
非常にユニークな本です。
とはいえ、量子力学の基本的なエッセンスは盛り込まれているので、
最後まで読むと量子力学の基本について理解できます。
という意味では、量子力学の入門書的ではあるのですが、
入り口を「自己啓発」にして、物語形式で「叶えもん」
というキャラや漫画などを使っているので、
すごく読者の「敷居」を下げている。
量子力学というと、「難しそう」という先入観を持ってしまいますが、
それをどうやってなくしていくのかと
いう工夫が随所に垣間見られる一冊。
というか、表紙を見ても「量子力学コーチ」と小さく書かれているだけで、
誰も「量子力学」の本とは思わない。
つまり、「量子力学」とか興味のない人に、そういう科学もあるよ
という「量子力学」を広く広げようという、著者の戦略でしょうね。
本のサブタイトルに「一つの事実に、無限の解釈」と入っています。
メンタル疾患になる方というのは、
「一つの事実に、一つの個室したネガティブな解釈」を持つのです。
本書のように、多様性のある思考。
「柔軟思考」と言ってもいいかな。
メンタル疾患の人には、ものすごく欠けている。
ものごとに、いろいろな可能性、見方ができる、ということ。
それを身につけることは、臨機応変な生き方ができて、
あなたの可能性を無限に増やしていく。
結果として、「夢が叶う」ということなのでしょうね。
量子力学は興味があるんだけど、
ちょっと「難しそう」というあなたに、ピッタリな一冊。
そして、量子力学なんか全く興味がないけども、
自分の夢を叶えたい、というあなたにもピッタリ。
『あなたの夢を叶えもん』
（高橋宏和著、サンマーク出版）
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