本日、石川和男さんの新刊
『どんなことでも「すぐやる」技術』の
出版記念パーティーに参加します。
ということで、その前に新刊を読んで、
感想をまとめてみました。
「すぐやる」。行動の第一歩を踏み出す、継続する、習慣化する。
どれも難しいので、間違いなくニーズはあります。
しかし、この分野「すぐやる」だと２０万部突破のベストセラー
『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』
（大平信孝著、かんき出版)
があります。
それが、良いのか、悪いのか。
『どんなことでも「すぐやる」技術』の特徴を一言で言えば
「ベイビーステップ」です。
行動をとにかく細分化して、
小さく踏み出せる一歩まで小さくしていく。
極限まで刻んでいく。
その精度が極めて高い。
また「９つの肩書き」で活動する石川さんの実体験が活かされ、
非常に具体的に「小さな一歩」が描き出されています。
本書では「プロセスの細分化」
という言葉で書かれています。
「これでもか」「これでもか」と、これ以上細分化できないレベルまで、
「最初の一歩」を小さく刻んでいきます。
裏表紙の内容の箇条書き（写真右）を見れば一目瞭然ですが、
非常にノウハウが多いです。
それを全部やろうとせずに、
小さなステップを１つずつこなすことで、
誰でも「すぐやる」技術が身に付きます。
本書の樺沢的な注目点としては、常識の破壊です。
♯自分の机は片付けない
♯あえて束縛されて不自由の身になる
♯クリエイティブ脳を鍛える本は、「読んで」はいけない
一瞬「えっ？」という、
アドバイスが書かれています。
多くの人が「良かれ」と思ってやっている常識的な仕事術が、
実は誤り。
集中力やパフォーマンスを下げている可能性があることを、
暗に指摘しています。
正確に言えば、
「あなたに合っていない」のです。
今の方法でうまくいっていない、
とするならば、その方法が間違っているか、
あなたに合っていない可能性が高い。
だから、自分の「常識」、既存の「常識」を一旦捨てて、
新しい本を読み、
新しい仕事術を学ぶ必要があるのです。
樺沢の、最近の本の執筆のスタイルは、
「幸せ」「言語化」などをテーマに「抽象度の高い本」を書こうということ。
本書は、全く逆です。
「具象化」「具体化」を極めるとどうなる。
物事をより具体的に説明するとどうなるのか？
という実験でもあります。
そしてそれは、
税理士、大学研究員、建設会社役員など
「９つの肩書き」を持って、毎日、膨大な業務をこなしている、
毎日、たくさんの人と会っている石川さんだから書けることです。
私には書けません。
すぐやれない人は、毎日１時間は損していると思います。
あなたも、本書を読んで、そろそろ、
「すぐやる」技術を身につけてください。
追伸
「すぐやる」習慣が身に付くと、ストレスフーリーになります。
なぜならば、余計なことを考えなくなるから。
「考える」よりも「行動」が先になれば、
自己成長は１０倍以上に加速するでしょう。
『どんなことでも「すぐやる」技術』（石川和男著、GAKKEN）
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